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 AWARD  2017.1.29

金融デザインチーム私見!「金融サービス”プチ”アワード2016」

 
 
2016年を総括する取り組みとして、「金融デザインチーム私見!金融サービス”プチ”アワード2016」をやってみました。2016年のイケてる金融商品・サービスを私見で、面白おかしくピックアップしています!どうぞ、ご参考までに!今年も、よろしくお願いいたします。

織田昌典の2016アワード 「はまpay」

参考URL:「はまpay」
リリースは2017年の予定ですが、織田が個人的に最もビビッときたのは、横浜銀行の「はまpay」です。 これぞ、まさに新しい「金融デザイン」と呼べるに相応しい決済デザインだな~と。なんといっても、今後10年のあり方=デザインを根本から変えてしまうであろうメッセージを感じたからです。しかも地銀初というのがいい!GMOという最先端IT企業と手を組んで新しいメッセージを飛ばすなんて素敵すぎるって思います。今後はAIだの、フィンテックだので忙しい金融業界が予測されますが、そういった世界的な流れをくみつつも、 東京のセオリーで動くのではなく、ご当地にしかないご当地の強みを生かした「ご当地金融」のあり方がデザインされたら、本当に多彩で面白い時代がやってくる~と思います。というわけで「はまpay」がんばれ!と個人的に応援しています。

高田晶子の2016アワード 「ソニー銀行のSony Bank WALLET」

参考URL:「ソニー銀行のSony Bank WALLET」
ソニー銀行のSony Bank WALLETはVisaデビット付きキャッシュカードですから、もちろん国内の日々の生活でも便利ですが、 海外で使ってみるとその便利さを一層感じます。自分で貯めた外貨をそのまま海外で使えるので、外貨積立で旅の資金準備、旅先での買い物はSBWですぐに口座から落ち、現金も現地のATMで口座から引き出せる、さらに残金はスマホで確認できるので、使った金額の管理も簡単です。 もし外貨が足りなくなっても、即円から外貨に換えて決済する円からアシストがすごいです。ハワイ友達やお客様に話しても、「それはいい!すぐに作りたい!」ととても反応が良いサービス。説明しやすい、わかりやすい、便利、だからこそ口コミで広がるのですね。SBW柄のTシャツで宣伝しながらホノルルマラソン走ってもいいよ、と思うほど、海外旅行好きには嬉しい商品です。

高木恵美子の2016アワード 「池田泉州銀行のすみれの花定期預金」

参考URL: 「池田泉州銀行のすみれの花定期預金」
コアな層にしぼった商品づくりに、銀行の「サービスや顧客ターゲット」を考えるうえのヒントがあると思い、ピックアップしました。この定期預金、1口100万円を預けておく限り、宝塚公演のチケットが、毎月抽選で当たる権利を得られるというもの。特にわたしが評価した点は、つぎの2つ。 ①「宝塚チケットは入手困難」というところに目をつけ、お金で買えないサービスを付加していること。②マニア層のみをターゲットにし、その他を切り捨てている潔さ。ファンなら、チケットが買えないリスクに備え、「すみれの花定期預金」に5口、10口預けるでしょう。ダイレクトバンクで全国から申し込みも可です。この商品のように、金利うんぬんが関係なくなる商品って、希だと思います。少し前からある商品ですが、今年、当選組数を倍にしたようです。預金高も伸びているからでしょう。コアな人のかゆいところに手が届くサービス提供で成功している例じゃないでしょうか(バレバレかもですが、わたし演劇マニアです)。

石川英彦の2016アワード 「三井住友VisaデビットのPR」

参考URL:「三井住友VisaデビットのPR」
デビットカードは現金派の人にとって大変便利です。ATMに並ばなくてもよい、現金を紛失するリスクも軽減、小銭が増えなくてよい、普通預金口座から即引き落としなど、メリット盛りだくさんです。ところがまだまだ使っている人は少なく、クレカと比較されてしまったり、交通系の電子マネーに押されています。そんな中、三井住友銀行がVisaデビット事業に参入しました。特設サイトに踊るコピーはまさに秀逸。キラーセンテンスは、 「これがお金になっていく」「現金よ、今までありがとう」です。現金派が振り向くキャッチコピー。クレカと比べられやすいデビットカードですが、デビットカードはカードであっても機能は現金そのものです。よってクレカを比較対象としたコピーや説明では現金派の人は振り向かないでしょう。そういった意味でこのセンテンスはすばらしいと思いました。

高橋浩史の2016アワード 「スマホ決済サービス Apple Pay」

参考URL:「スマホ決済サービス Apple Pay」
キャッシュレス決済で、フィンテックをより身近なものにしてくれました。アップルファン(自分)という部分を差し引いても、注目されるべきサービスです。通常の買い物、レジャー、電車・バス、はたまたウェブショッピングまで、iPhoneを持っていれば現金もカードも財布もいらない。お金まわりの“ミニマリスト”をめざす人におすすめのサービス! 「いろんなカードが登録できるメリットは、なくした時のデメリット」と裏腹ですが、iPhoneなら遠隔操作で使えなくできます。財布に入れたカードをなくしたときの大騒動(カード会社調べたり連絡したり)に比べると、なくした時の安心感が担保されている。一日も早くカード会社もお店も完全対応してくれることを祈りつつ、現金決済の文化に風穴を開けてほしいとの期待を込めてノミネートでした!……その前に、自分のiPhoneを7にするのが先か!?

盛田司の2016アワードスルガ銀行 「サブカルローン」

参考URL:「サブカルローン」
「一眼レフローン」や「鉄道模型ローン」など、バラエティ豊かなローン商品を展開するスルガ銀行の新たな刺客、「サブカルローン」。 「私たちの人権を認める銀行がついに出現した」、アニメオタクの友人から突然送られてきたメール。リンク先には女の子のキャラクターが、オタクたちを導くようにサブカルローンを解説するサイトが。ローンの対象は、同人誌やフィギュア、コスプレ衣装等の購入費からライブの遠征費など、オタク特有の単語が散見される。 今やオタクの世界は一つの大きな市場(昨年のコミケでは来場者は延べ55万人、市場規模は180億円にのぼる)となりつつあります。そこへ投じた「サブカルローン」。オタク内の賛否は分かれど、クールジャパンの下支えとなるのか。「みんなと違う」から、面白い。法人から個人へと歩を進めるスルガ銀行のニッチなサービス。今後の展開が楽しみです。

 


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