人生100年 2019.6.25
あなたはいつリタイアするつもり?

ちょっと騒動になった金融庁の報告書「高齢社会における資産形成・管理」ですが、「2,000万円」の話しだけじゃなくて、いいことがたくさん書かれています。今回はその中から一つ話題をピックアップしてお届けしたいと思います。
あなたは何歳まで働くつもりですか?
日本の高齢者は元気だ
本報告書の中のデータによれば、2016年において日本では65-69才の男性55%、女性34%が働いているそうです。加えて、体力レベル、思考レベルとも高い水準にあるのだとか。数的思考力や読解力のテストスコアは、日本の60-65歳はOECD諸国の45-49歳レベルなんだそうです。これだけの能力を埋没させてしまったら、もったいないことですね。
実際に高齢者が何歳くらいまで働いているかというと……。
「平成27年度 第8回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」(内閣府)の中で、「収入の伴う仕事を辞めたのは何歳のときか」という問いに対する日本人の答えは以下のようになっていました。
・60歳代前半(60~64歳) 22.4 %
・60歳代後半(65~69歳) 16.8 %
・70歳以降 8.9 %
4人に1人は65歳以降も働いている、ということがわかります。

高齢者が働く理由はお金だけでもない
本報告書からは離れますが、「平成29年 高齢者の健康に関する調査結果」(内閣府)にも興味深い質問がありました。
現在、「収入のある仕事をしている」方に対しての質問です。
あなたが、現在、仕事をしているのは、主にどのような理由からですか?
・全体(55歳以上)
1位:収入がほしい 58.0%
2位:面白い、自分の活力になる 17.3%
3位:働くのは体によい、老化を防ぐ 14.0%
4位:友人や仲間を得ることができる 3.9%
・65歳以上
1位:収入がほしい 45.0%
2位:働くのは体によい、老化を防ぐ 21.4%
3位:面白い、自分の活力になる 20.1%
4位:友人や仲間を得ることができる 4.8%
当然のことながら、収入を得ることは重要な要素のようですが、65歳以上の人は2位と3位を足すと41.5%となり、「収入がほしい」にかなり近い数字になります。まだバリバリの現役で働いている方に聞いたら、仕事が「面白い、自分の活力になる」と答える方、どのくらいいるのでしょう?
もしかしたら、高齢者の方の方がいきいきと働いているのかもしれませんね。
自分がリタイアする年齢を考えてみよう
思考が変われば、キャッチする情報も変わってきます。きっと新しい選択肢がどんどん出てきますよ。


AKIKO TAKADA
取締役
大学卒業後、信託銀行に就職、人事部配属。宅地建物取引士の資格を取得し、念願叶い不動産部で働くも、お客様と銀行のハザマで苦悩する。「この人、この不動産買っても大丈夫だろうか」と思っても言えなかった罪悪感がその後私をFPへ導いてくれたのかも。信託銀行退職後、イベント会社、不動産コンサルティング会社を経て、1996年、ファイナンシャルプランナーとして独立。2010年まで女性3人で活動、年間300件の相談業務を行う。2010年より株式会社マネーライフナビの取締役。相談業務、執筆、セミナー講師というFP業務の3本柱中心から金融関係のコンテンツ作り中心へ。長年、個人のお客様の声を直接聞いてきたからこそ作れるコンテンツを提供しています。 >>プロフィール