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 人生100年  2018.12.17

毎月1万円の威力

自分価値発見プロジェクトは一般の方にも広げていこうと、セミナー開催も行い少しずつ進化しております。
自分の価値を発見し、その価値を活かして行くことは、年代関係なくこれからの世の中にはきっと必要なことです。ただ、もうすぐ会社員を辞める世代には特に自分価値を発見してほしいのです。その理由は「毎月1万円の威力」が凄まじいからです。

資産寿命を延ばすという考え方

65歳で仕事を辞め、そのまま働かず年金以外の収入が無いとします。年金だけでは生活費など不足する場合には、貯蓄を毎月取り崩すことになります。
65歳時点で貯蓄が2,000万円あり、毎月10万円を取り崩していった場合、貯蓄は何年もつでしょうか? (資産がもつ年数を資産寿命と呼ぶことにします。)
単純計算で2,000万円÷10万円=200ヶ月、つまり168ヶ月、81歳までもちます。
そして、もし、取り崩す金額が9万円なら、資産寿命は約2年延び、83歳までもちます。毎月の1万円が資産寿命をこれだけ延ばしてくれるのです。
 

資産運用に自信がないならなおさら自分運用

年利1%の運用を続けられれば、毎月10万円を取り崩しても資産寿命は18年です。資産運用ができれば、もちろん資産寿命を延ばすことができます。ただし、資産運用は必ずしも成功するとは限りません。資産運用はもちろん効果的なのですが、毎月1万円が年利1%の運用と同じような効果を挙げることにも注目して欲しいのです。
 
取り崩す額を少なくするには、支出を抑える(節約)だけでなく、収入を増やす(稼ぐ)ことでも可能です。現役時代に近い金額を稼ごうとすると大変かもしれませんが、毎月1万円でも意味があるのです。好きなこと、得意なことで稼げれば、それで資産寿命も延びます。毎月1万円、あなたならどうやって稼ぎますか?

 
ライター:高田晶子
AKIKO TAKADA

取締役
大学卒業後、信託銀行に就職、人事部配属。宅地建物取引士の資格を取得し、念願叶い不動産部で働くも、お客様と銀行のハザマで苦悩する。「この人、この不動産買っても大丈夫だろうか」と思っても言えなかった罪悪感がその後私をFPへ導いてくれたのかも。信託銀行退職後、イベント会社、不動産コンサルティング会社を経て、1996年、ファイナンシャルプランナーとして独立。2010年まで女性3人で活動、年間300件の相談業務を行う。2010年より株式会社マネーライフナビの取締役。相談業務、執筆、セミナー講師というFP業務の3本柱中心から金融関係のコンテンツ作り中心へ。長年、個人のお客様の声を直接聞いてきたからこそ作れるコンテンツを提供しています。 >>プロフィール

 

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