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 人生100年  2019.2.6

キャッシュレス決済使い倒し術

 

昨年来、QRコード決済が盛り上がりを見せています。QRコード決済以外にもプリペイドカード、電子マネー、クレジットカードなどさまざまなキャッシュレス決済の方法があります。若者は当たり前のように使いこなしますが、特に高齢者の方には操作が難しい、スマホが必要などハードルが高いようです。しかし、2019年10月に消費税が10%に上がった場合、キャッシュレス決済した分については2%が還元される予定など、これからの時代、キャッシュレス決済ができないと損をしてしまうこともありそうです。
 

PayPayとLINE Payの使い分け

昨年末、PayPayが利用した金額の20%還元や運が良ければ全額還元というものすごいキャンペーンを展開。あっという間に予定額の100億円に達し、早々とキャンペーンは終了。続いてLINE Payも20%還元を行うなど、QRコード決済が盛り上がりました。
 
このPayPayとLINE Pay、同じQRコード決済でありながらもちょっと違います。PayPayはクレジットカードを登録することができ、残高が不足している時には、クレジットカードから自動的に残高を補填してくれます。つまり、結局はクレジットカードで支払う仕組み。ですから、よく使うクレジットカード、ポイント率が高いクレジットカードなど自分にとって使い勝手の良いクレジットカードと連動させておけば良いのです。最近はPayPayが使えるお店が増えました。クレジットカードが使えなくても、PayPay導入店であれば、結局のところ、クレジットカードの利用ができるのです。
 
一方のLINE Payはクレジットカードとの連携はできません。銀行口座からのチャージが主なチャージ方法です。ですから、クレジットカードのようなポイントは付きません。ただし、現在のところLINE PayのQRコード支払いをすると、最低でも3.5%のLINEポイントが付きます。LINEポイントはお買い物で利用できます。還元率としてはかなり高いと言えるでしょう。さらにSHOPPING GO対象のお店だとLINEポイントが上乗せされます。
 
上記のようなことから、LINE PayのQRコード支払いが可能なお店ではLINE Payを利用、クレジットカード支払いができないお店でもPayPayが使えればクレジットカードのポイントが付く分現金で支払うよりお得です。
 

Suicaに連動させるカードは?

その他、私はSuicaもよく使います。モバイルSuicaなら現金をチャージする必要がなくとても便利です。モバイルSuicaへのチャージには、一部の銀行とクレジットカードが対応しています。ただし、注意点はクレジットカードでチャージしてもビューカード発行のもの以外は、クレジットカードのポイントが付かないこと。
 
還元率を考えるとSuicaはあまりお勧めな決済方法ではありません。それでも、お財布を出さずに支払いができる便利さは捨て難いです。そこで、私はモバイルSuicaへのチャージにはデビットカードを使っています。デビットカードなら僅かですがポイントが付いたりキャッシュバックがあったりします。現金を使うよりはお得なのです。
 
このように、なるべく現金は使わずにキャッシュレスにした方がもろもろお得なことがあります。歳を重ねるほど、便利なものは有効。身近で使い方がわからずに機会を逃している方がいらしたら教えてあげてくださいね。
 
※上記は筆者、高田の利用方法です。こっちの方がもっと便利!もっとお得!という使い方がありましたらぜひ教えてください。

 
 
ライター:高田晶子
AKIKO TAKADA

取締役
大学卒業後、信託銀行に就職、人事部配属。宅地建物取引士の資格を取得し、念願叶い不動産部で働くも、お客様と銀行のハザマで苦悩する。「この人、この不動産買っても大丈夫だろうか」と思っても言えなかった罪悪感がその後私をFPへ導いてくれたのかも。信託銀行退職後、イベント会社、不動産コンサルティング会社を経て、1996年、ファイナンシャルプランナーとして独立。2010年まで女性3人で活動、年間300件の相談業務を行う。2010年より株式会社マネーライフナビの取締役。相談業務、執筆、セミナー講師というFP業務の3本柱中心から金融関係のコンテンツ作り中心へ。長年、個人のお客様の声を直接聞いてきたからこそ作れるコンテンツを提供しています。 >>プロフィール

 

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