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 人生100年  2019.3.27

お金をふやすためには、お金に働いてもらうことが大切ってホント?

 

人生100年時代を考えるとき「お金が足りないから資産運用」といったお金の心配ばかりしていると、これからの時代に大切なことを見逃してしまいます!昔ながらの人と人のつながりや信頼、そして自分には何ができるのかを考えることにも意識を向けてみましょう。

お金が目的になってしまった今

「お金をふやすためには、お金に働いてもらうことが大切です」
金融関係に従事している人のほとんどが口にする常套句。今の私には違和感しかありません。ファイナンシャルプランナーとして駆け出しのころは、私も多用したセリフでしたが、今はもう違うんじゃないの?と思っています。
お金の本来の役割は「価値の交換」「価値の尺度」「価値の保存」です。簡単にいうと「モノ・サービスの対価」「モノ・サービスの値段」「将来のための貯金」です。3つめの「貯金」を金融機関が貸付けたり、借りた人が投資をしたりすることでお金がお金を生むという金融金融商品ができました。それがいつしか「お金をふやすためにはお金に働いてもらう」といったお金本来の役割が忘れられ、お金を集めることが目的となってしまいました。
 

 

AIに支配されることを心配する前に

人間がつくった道具であるお金にいつしか人間が支配されているおかしな現象。将来AIに支配されるのでは?という心配以前のおはなしですね。
昔は信頼でつながっていたはずのコミュニティがなくなり、個々がばらばらになり、繋がる手段はお金かインターネット、といったなんとも寂しい時代。そんな中、シェアリングエコノミーやクラウドファンディング、メルカリのような個人どうしでの融通など、分かち合いや助け合いの流れが始まったように感じます。テクノロジーの進歩の上に、昔ながらの信頼のプラットフォームが形成されはじめました。

 
 

人生100年。自分ができることを交換する、信頼で繋がる世の中へ

昔は人と人は信頼でつながり、自分ができることをやってその価値を交換して生きてきました。これからそんな時代に戻る気がします。昔とは違いテクノロジーが進化していますから、違った形あるいは新しい形のコミュニティーや経済圏が登場するでしょう。長生きの時代になるかもしれない今後は、従来の“雇用”という概念に執着することなく、自分ができることは何か?自分のアイデンティティは何か?を考えていくことはお金に働いてもらうこと以上に大切になってくるのではないでしょうか。
 

 
ライター:石川英彦
HIDEHIKO ISHIKAWA

代表取締役
大学卒業後、就職することなく海外放浪へ。大好きなオートバイで北は「アラスカ・北極海」南は「アリゾナの砂漠」まで、北米を野宿しながら37,000キロ走破。帰国後、老舗ホテルでボーイの仕事し、サービス業とはなんたるかを学ぶ。あるきっかけで保険代理店の手伝いをしたことで金融の世界を知る。その“奇妙”な世界に疑問を感じ「お金に関する情報形成」「売り手と買い手がハッピーになる金融コンテンツづくり」をミッションとした、 株式会社マネーライフナビを設立(1996年)。FP(ファイナンシャルプランナー)の実務をこなしながら多数の金融コンテンツを手がける。2011年には エフピーリサーチアンドコンテンツ株式会社を設立。全国各地のご当地FP®︎による多数の意見を発信。ただいま、「金融を普通にする」ための起爆剤を充填中。 >>プロフィール
 

 

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