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 金融商品  2020.07.23

外貨両替の手間なし!ソニー銀行の「SonyBankWallet

 
2016年に始まったソニー銀行のSonyBankWallet(以下SBW)。その便利さは今でも群を抜いています。改めてどのようなサービスなのかみてみましょう。
 

<レビュアー>
金融デザイン株式会社 石川英彦

SBWはデビットカードです

SBWは「ソニー銀行のお財布」というほどソニー銀行にとっては肝いりのサービスと思われます。その正体はデビットカード。デビットカードとはクレジットカードのように使いますが、使ったその場で登録している銀行口座から引き落としがされるもの。掛け払いが嫌いな現金派の人に向いているカードです。
 
デビットカードの特徴は、

・使ったその場で銀行口座から引き落とされるので現金感覚
ATMで現金をおろす時間と手数料の節約になる
・デビットカード専用の銀行口座にしておき、予算分だけ入れておけばそれ以上使うことがない
・使ったらすぐにメールがくるので不正利用に気付きやすい
・クレジットカードと同様、不正利用の補償がついている
・明細が残るので現金管理ができる

などです。
SBWはデビットカードですが、一味違います。
 

※SBWのウェブサイトより一部キャプチャーにて引用
 

海外で使うときに強みを発揮するSBW

SBWは、海外で利用した場合、あらかじめ開設している外貨預金口座から即時引き落としができるすぐれもの。その対象通貨は10通貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、南アランド、スウェーデンクローナ)で対象通貨であれば手数料はゼロ円。これはソニー銀行だけです。他行のデビットカードは利用してすぐに円預金から(一部銀行では米ドル口座から可)カード会社のレート(高い!)で引き落としされ事務処理手数料(2%~3%程度)までがかかります。
さらにSBWは外貨口座に残高がなかった場合、円預金口座から外貨預金口座へ自動チャージする「円からアシスト」という機能があります。そのレートはソニー銀行の安いレートのままです。この機能は革命的!そして、仮に対象10通貨以外の通貨での決済であっても事務処理手数料は1.79%(税込、20207月現在)と業界最低水準です。
 
外貨預金口座はネット上で簡単に開設できます。また一回500円から外貨積立ができるのでコツコツ外貨を貯めておきやすい仕組みも用意されています。新型コロナウイルスの影響で海外旅行や海外出張の機会は激減していますが、コロナ明けにはまた大活躍をするデビットカードだと思います。デザインは各国の通貨の紙幣の色をまとめたものだそうです。ソニー本社のデザイナーさんが手がけたとか。オシャレですね。
 
クレジットカードやデビットカードには各社ポイント還元やキャッシュバックがありますが、もちろんSBWにもあります。すでにデビットカードをお持ちの方でも一つもっておいても損はないアイテムだと思います。

 
ライター:石川英彦
HIDEHIKO ISHIKAWA

代表取締役
大学卒業後、就職することなく海外放浪へ。大好きなオートバイで北は「アラスカ・北極海」南は「アリゾナの砂漠」まで、北米を野宿しながら37,000キロ走破。帰国後、老舗ホテルでボーイの仕事し、サービス業とはなんたるかを学ぶ。あるきっかけで保険代理店の手伝いをしたことで金融の世界を知る。その“奇妙”な世界に疑問を感じ「お金に関する情報形成」「売り手と買い手がハッピーになる金融コンテンツづくり」をミッションとした、 株式会社マネーライフナビを設立(1996年)。FP(ファイナンシャルプランナー)の実務をこなしながら多数の金融コンテンツを手がける。2011年には エフピーリサーチアンドコンテンツ株式会社を設立。全国各地のご当地FP®︎による多数の意見を発信。ただいま、「金融を普通にする」ための起爆剤を充填中。 >>プロフィール
 

 

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