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 フィンテック  2019.10.6

消費税の還元、何を使えばいいの?<QRコード決済編>

消費税が上がりました。軽減税率との混在に加えてキャッシュレス決済の消費者還元制度もあり、少々混乱気味の2019年10月。どんな決済方法がお得なのか、検証してみますのでぜひ参考にしてください。
 

 
わからないから、キャッシュレス決済はしない、と言う方も少なくないようですが、もったいない!なぜならば、2020年6月までの9ヶ月間はキャッシュレス・消費者還元事業というものがあり、中小のお店などでの決済にキャッシュレスを利用すれば、5%または2%が戻ってくるからです。
 

ポイント還元の対象店かどうかをチェック!

対象となるお店は、簡単に言えば中小のお店とコンビニなどのフランチャイズ店。しかし、中小であってもそのお店が申請をしていなければ対象店ではありません。
対象店かどうかは、次の方法で確認してください。
 

1.ロゴマーク

このマークのお店は対象店です。
 

 

2.ホームページやアプリで探す

ホームページやアプリで対象店舗を探すこともできます。
ホームページ:https://cashless.go.jp/assets/doc/consumer_introduction.pdf
アプリ:ポイント還元対象店舗検索アプリ
 

3.お店で聞く

調べたりするのが面倒な時は、お店に直接聞いてみましょう。
 

支払いはキャッシュレスで

ポイント還元してもらうためには、支払いはキャッシュレスで行います。クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコードなどが該当します。ただし、ご自身が使おうとしているものが、対象になっているかどうか、確認してください。
こちらで確認できます。
https://cashless.go.jp/consumer/branches-typeA.html
 

QRコード決済ならこれだ!

さまざまな決済手段が対象になりますが、その中でもQRコード決済はプラスのポイントが付いたりなど、さらにお得度が高いものが多くなっています。
 
今回はQRコード決済について比較します。
 

主なQR決済の消費者還元等の比較

 

(2019年10月3日現在の情報による)
※ ①5%還元のお店で10,000円の買い物をした
 ②5%還元のお店で50,000円の買い物をした
 ③2%還元のお店で10,000円の買い物をした
 ④還元の対象外のお店で10,000円の買い物をした

 
5%還元、2%還元であっても、1回の上限、1ヶ月の上限があります。例えば、Origami Payは1回の上限が2,000円なので、5%還元なら、4万円を超える買い物は別のツールを利用した方が良いということになります。
 
また、どのように還元されるかにも注目。楽天Payd払いは翌々月にポイント付与ですが、Origami Payならその場で差し引かれるというように違いがあります。
 
では、どれがお得かというと、キャンペーンを考慮するとd払い、Origami PayPayPayの順番になりそう。この中から使えるものを使うと良さそうですね。

 
ライター:高田晶子
AKIKO TAKADA

取締役
大学卒業後、信託銀行に就職、人事部配属。宅地建物取引士の資格を取得し、念願叶い不動産部で働くも、お客様と銀行のハザマで苦悩する。「この人、この不動産買っても大丈夫だろうか」と思っても言えなかった罪悪感がその後私をFPへ導いてくれたのかも。信託銀行退職後、イベント会社、不動産コンサルティング会社を経て、1996年、ファイナンシャルプランナーとして独立。2010年まで女性3人で活動、年間300件の相談業務を行う。2010年より株式会社マネーライフナビの取締役。相談業務、執筆、セミナー講師というFP業務の3本柱中心から金融関係のコンテンツ作り中心へ。長年、個人のお客様の声を直接聞いてきたからこそ作れるコンテンツを提供しています。 >>プロフィール

 

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