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 FPデータSELECT100  2019.8.6

老後資金2,000万円、あなたはどう準備する?

 
金融庁の報告書(「高齢社会における資産形成・管理」)の内容を受けて、老後資金が今ホットな話題となっています。そもそも、老後資金は教育費・住宅費と並ぶ人生の三大資金なのですが、必要になるのがだいぶ先なので後回しになっていた・・・という方もいらっしゃるでしょう。これを機に、ぜひご自身の老後の生活やお金について考えていきたいですね。

 
日本ではここ数年、年金だけに頼らず一人一人が自分で老後資金を準備するための制度が充実してきました。その一つが確定拠出年金です。統計資料からも、この制度が浸透しつつあることがわかります。早速見ていきましょう。

会社員が利用できる企業型確定拠出年金

確定拠出年金には企業型と個人型があります。企業型では、勤務先の会社が掛け金を出し、それを従業員が自分で運用します。(従業員が掛け金を上乗せできる「マッチング拠出」を取り入れている企業もあります。)
下記はFPデータSELECT100でご紹介している、企業型確定拠出年金の加入者推移の一部ですが、年々、加入者が増えていることがわかります。2009年の311万人に対して2019年は約689万人と、10年間で2倍以上になっています。
 

 

自営業や主婦も利用できるiDeCo

 
一方、iDeCoと呼ばれる個人型確定拠出年金では、自分で掛け金を出して自分で運用します。2017年に制度の改正があり、専業主婦や公務員もiDeCoに加入できるようになりました。つまり、20歳以上60歳未満の国民年金保険加入者であれば、基本的には誰でもiDeCoを使って老後資金を準備できるということです。
 

 
データを見ても、制度改正のあった2017年には全体の加入者がグンと伸びていることがわかりますね。2009年の約10万人に対して2019年は約121万人と、10年間では12倍にもなっています。そのうち、専業主婦など3号加入者は2017年に6205人、2019年に37,392人と6倍近くになっており、老後資金への意識が高まっていることが見て取れます。
 
老後資金2,000万円といわれていますが、実は必要な金額は人それぞれです。大切なことは、一般的な情報に振り回されず、自分の場合はいくら必要なのか、そして、どうやって準備していくのか、を考えることではないでしょうか。その一つの方法として、確定拠出年金があります。
詳細を知りたい場合は、会社員の方は勤務先の担当部署へ問い合わせてみましょう。自営業や専業主婦、公務員の方は、下記サイト等参考になさって、内容を検討してみてください。
 
iDeCo公式サイト https://www.ideco-koushiki.jp/

 
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ライティング 金融デザイン株式会社

 

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