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 持ち味とお金  2019.3.21

持ち味と片付け

 

片付けがとても苦手な私は整理整頓術を学ぼうと「ライフオーガナイザー2級」の講座を受講してみました。そこで発見した持ち味と片付けについてお話ししたいと思います。

単なるお片付けじゃないライフオーガナイズ

ライフオーガナイズとは、空間や暮らし、人生を俯瞰し仕組み化する技術。そして、片付けは、その人それぞれの思考や行動のクセや大事に思うものをベースにして、それぞれの暮らしにあった仕組みを作ることだと教えていただきました。単なる整理整頓術ではありませんでした。その人の価値観や得意なやり方にあっていないと、維持することができないということです。

 
あれ?
何かに似てる。
 
そうです!お金をためたりふやしたりするのも、一人ひとりの価値観や強みによってその方法は違って良い、という【持ち味とお金】の考え方と全く一緒だったのです。
 
そこで、コアカードの中から、片付けに活かせそうな持ち味をピックアップしてみました。あくまでも高田流解説ですのでお楽しみください。

 

片付けにも持ち味を活かそう!

 

<マネー基礎力の持ち味>

●自律志向
片付けにはルールが必要です。でも、そのルールは人それぞれで、人が作ったルールだとなぜか片付けもうまくできません。自律志向があれば、自分にあった片付けルールを自分で作れます。
 
●自己管理力
片付けが長続きする秘訣の一つは、出したら元の位置にしまう、毎週●曜日に必ず片付ける、など自分で作ったルールをきちんとやり遂げること。自己管理力がある人は意志が強いので、ルールを守ることができます。
 
●判断力
何が必要で何が不要なのかを選別することから片付けは始まります。生き方や大切にするものは人それぞれ。だから必要なものも人それぞれ。自分なりの基準を持ち、その基準をもとに冷静に判断する力がある人は、自分にとって必要なものを上手に選別できます。
 

<貯蓄・節約力の持ち味>

●計画力
いきなり収納用品を買ってきて片付けに着手するのではなく、モノの要・不要を選別したり、使いやすい整理方法や収納位置を決めたりなどのステップがあります。計画力がある人は、片付けるというプロセスを細分化して目標の時期までに行うことが得意です。
 
●コスト感覚
コスト感覚がある人は、効率的であることを好みます。片付けのコツの一つは、自分の導線やモノ使う頻度から考えること。コスト感覚がある人なら、動きや時間を効率的にするためには、どこにどのように収納するといいかと考えると片付けやすくなるでしょう。
 

<投資力の持ち味>

●リスク管理力
片付いていない状態のリスクを洗い出して見ましょう。大切なものや書類を紛失しやすい、モノにつまずきやすい、地震で倒れたら逃げる導線を塞いでしまう……などなど。リスク管理力がある人は、このようなリスクを軽減するようにと考えると片付けのモチベーションも上がるでしょう。
 
●分析力
分析力がある人は、空間が使いにくいと感じたり、収納のしかたに不満があったりした場合、客観的に見てその原因を探すでしょう。その結果、その内容や特徴までも明らかにするというところまでできる人です。内容や特徴がわかれば、細かく仕分けして収納することもできます。片付けには活かしやすい持ち味です。
 

 
片付け方にもステップやセオリーはあるようですが、お金と同じで、自分の持ち味を発見して、その持ち味を活かせる方法や、活かせる順番で片付けも行ってみるとそんなに苦ではないかも。

 
私はコスト感覚を活かして導線から置き場所を変えてみたら・・・それだけでもとても快適になりました。「片付け」という言葉にとらわれず、自分にとって快適な空間作りをしてみてくださいね。
 

 
ライター:高田晶子
AKIKO TAKADA

取締役
大学卒業後、信託銀行に就職、人事部配属。宅地建物取引士の資格を取得し、念願叶い不動産部で働くも、お客様と銀行のハザマで苦悩する。「この人、この不動産買っても大丈夫だろうか」と思っても言えなかった罪悪感がその後私をFPへ導いてくれたのかも。信託銀行退職後、イベント会社、不動産コンサルティング会社を経て、1996年、ファイナンシャルプランナーとして独立。2010年まで女性3人で活動、年間300件の相談業務を行う。2010年より株式会社マネーライフナビの取締役。相談業務、執筆、セミナー講師というFP業務の3本柱中心から金融関係のコンテンツ作り中心へ。長年、個人のお客様の声を直接聞いてきたからこそ作れるコンテンツを提供しています。 >>プロフィール

 

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