持ち味とお金 2019.9.10
キャディ次第でスコアUP!その理由は?
キャディはアドバイザーでありメンター
ゴルフは18のホールを回ってスコアを競うスポーツで、より少ない打数(ストローク)で回ってくることを目標にプレーをしたり競い合ったりするスポーツです。テニスやバレーボール、卓球のように同じ規格のコートがあるわけではなく、世界中一つとして同じコースはありません。天候に左右されやすく、さらにはボールを打つ道具が14本もあり、長さも大きさも違います。止まっているボールを打つのですべての責任は自分(笑)。言い訳がききません。
「リスク管理力」はゴルフに最適!だが・・・・
ゴルフが大好きな知人が、持ち味マネーカードを体験する機会がありました。リスク管理力、慎重さ、決断力、方針決定力、一貫性が揃っていたので、マネジメント力抜群です。無理をしない堅実なゴルフでスコアも安定しているのだろうと思いきや実はそうではありませんでした。上手くいかなくなると、リベンジ力が働いてつい無理なプレーをしてしまう、といったタイプでした。
スコアが良かったときってどんなときでした?と聞くと、目標スコアを聞いてくれたり、途中で今のスコアを教えてくれたりして、そのホールの目標ストロークを指南してくれるキャディさんが付いてくれたとき、とのこと。なるほど。知人には目標設定力、予算・実績管理力、計画力がありませんでした。
知人の場合、目標スコアを一緒に考え、途中のスコア管理をしてもらい、目標に向けた計画を一緒に立ててくれるキャディさんがいれば、リスク管理力や慎重さをしっかり発揮できて、良いスコアが出る、といったタイプです。キャディがコース攻略法のアドバイスだけでなく、知人の足りないところを補う役割をしたので知人の良いところ、つまり持ち味が発揮されて上手くいったわけです。
ファイナンシャルプランナーはお金のキャディ
知人の例のように苦手な部分をフォローしてあげることで、その人の持ち味が活きてくることがたくさんあります。苦手な部分を克服することに気を取られていると、よい部分や得意な部分が活きるチャンスがなくなってしまいます。
これはお金のことでも同じです。苦手とすることを「大切だから」といって自分で頑張ってしようとすると失敗のもと。ファイナンシャルプランナーや家族などの第三者に任せれば、自分の持ち味が活きて、上手くいく確率が高くなります。ファイナンシャルプランナーはお金のキャディなのです。
HIDEHIKO ISHIKAWA
代表取締役
大学卒業後、就職することなく海外放浪へ。大好きなオートバイで北は「アラスカ・北極海」南は「アリゾナの砂漠」まで、北米を野宿しながら37,000キロ走破。帰国後、老舗ホテルでボーイの仕事し、サービス業とはなんたるかを学ぶ。あるきっかけで保険代理店の手伝いをしたことで金融の世界を知る。その“奇妙”な世界に疑問を感じ「お金に関する情報形成」「売り手と買い手がハッピーになる金融コンテンツづくり」をミッションとした、 株式会社マネーライフナビを設立(1996年)。FP(ファイナンシャルプランナー)の実務をこなしながら多数の金融コンテンツを手がける。2011年には エフピーリサーチアンドコンテンツ株式会社を設立。全国各地のご当地FP®︎による多数の意見を発信。ただいま、「金融を普通にする」ための起爆剤を充填中。 >>プロフィール