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 持ち味とお金  2019.9.10

持ち味と買い物の仕方

あなたは買うものを決めてから行くタイプ?それとも・・・
 

 

買い物に行くとき、あなたは「買うものを決めてから行く」タイプですか?
それとも「行ってから買うものを決める」タイプですか? 
巷でよく見かける「賢い買い物」とか「買い物のコツ」には、おそらく「買い物に行く前に買うものを決めてメモを持って行きましょう」と書いてあるでしょう。でも、行ってから買うものを決める方がうまく行く人もきっといるはずです。どちらがより良い買い物になるのか、持ち味で考えてみました。

「買うものを決めてから行く」タイプ

活かされる持ち味:コスト感覚、予算・実績管理力、時間管理力、段取り力

 
買うものを決めてから行くタイプは、毎日の食材であれば冷蔵庫を確認し、今日の献立に不足するものを書き出しておくでしょう。洋服のお買い物であれば、自分がどんなものを持っているのか、クローゼットを確認し、同じようなものを買ってしまったりしないよう準備してから出かけるでしょう。
 
現状を確認し把握するのは、予算・実績管理力を持っている人が得意とするところです。そして、不足するものを書き出してから買い物に行く段取り力もあるでしょう。このように準備することで、出かけた先で効率よく買い物をすることができますので、時間管理力も活かされます。買い物に行く前の準備をきちんとして行くので、無駄なものを買ってしまうということもありません。まさにコスト感覚を持ち味とする人が得意とする買い物の方法です。
 

 
 

行ってから買うものを決める

活かされる持ち味:決断力、判断力、自己管理力、コミュニケーション力

 
一般的にはダメな買い物の仕方かもしれませんが、この方が良い買い物ができるのはどんな持ち味を持っている人なのか考えて見たいと思います。
 
まずは、決断力や判断力がある人なら、行ってから決めることができます。
例えば、スーパーに行ってからその日に入っている新鮮なものやお買い得商品を見て、良し悪しを判断したり、献立を考えてこれにしようとその場で決める力が必要です。また、例えば家電を買いに行った時に、店員さんにいろいろな商品の比較を聞いたり、おすすめを聞き出したりなどのコミュニケーション力がある人は、自分の裁量だけで買うものを決めてしまうのではなく、ある程度選択の幅を持って出かけるとより良いものを手にできる可能性があります。
ただし、これは自己管理力がある人ではないと、予算を大きくオーバーしてしまうなど失敗することもありますね。
 
 

 

持ち味から考えると、どんな買い物の方法が賢いのかは、持ち味によって異なることがわかります。また、どちらが、より満足する買い物になるかを聞いてみると持ち味の傾向もわかると思います。
 
ライター:石川英彦
HIDEHIKO ISHIKAWA

代表取締役
大学卒業後、就職することなく海外放浪へ。大好きなオートバイで北は「アラスカ・北極海」南は「アリゾナの砂漠」まで、北米を野宿しながら37,000キロ走破。帰国後、老舗ホテルでボーイの仕事し、サービス業とはなんたるかを学ぶ。あるきっかけで保険代理店の手伝いをしたことで金融の世界を知る。その“奇妙”な世界に疑問を感じ「お金に関する情報形成」「売り手と買い手がハッピーになる金融コンテンツづくり」をミッションとした、 株式会社マネーライフナビを設立(1996年)。FP(ファイナンシャルプランナー)の実務をこなしながら多数の金融コンテンツを手がける。2011年には エフピーリサーチアンドコンテンツ株式会社を設立。全国各地のご当地FP®︎による多数の意見を発信。ただいま、「金融を普通にする」ための起爆剤を充填中。 >>プロフィール
 

 

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